柿渋染めヌメ革

植物タンニンなめしのヌメ革を、日本古来の天然染料である柿渋で染めてから、鉄媒染という手法でタンニンと鉄成分を反応させることで燻し銀のようなグレーに仕上げました。柿渋はヌメ革と同様タンニンを多く含み、古くから木や紙の防水や素材の保護などの目的で用いられてきました。革に用いることで、染色素材としてだけではなく銀面保護の役割も果たしています。使用するにつれて少しずつ色味が変化する経年変化もお楽しみいただけます。